① 人と環境に優しい
◆強アルカリイオン水は通常の水に回帰する「自己分解性」があり、時間の経過とともにPHは中性に近づく | ◆安全性(従来の洗浄剤に比べて抜群の安全性) |
◆強アルカリイオン水の洗浄・脱油脂メカニズム
・乳化、鹸化作用
アルカリイオン水は油脂と反応させることにより、グリセリンと脂肪酸塩(石鹸)に分解します(鹸化)。また、アルカリイオン水は乳化、分散作用も持ち合わせている為、油分を細かく分散して洗浄物から汚れを剥がれやすくします。
・浸透作用
小さくなった「水」のクラスターが細部まで浸透し、汚れを包み込み浮き上がらせます。
・剥離作用
洗浄物に付着した汚れは、強い負の電荷により完全に浮き上がり、同じ負の電荷をもつ被洗浄物との間に反発力が発生し汚れの剥離が生じます。
② 防錆効果
水分には当然鉄を錆びさせる作用がある。しかし、強アルカリイオン水(電解水)の中に鉄を投入した場合、そのpHが保たれている水中にあるうちは一切の錆が発生しません。
その理由は、強アルカリイオン水(電解水)は酸化還元電位(ORP)が非常に低いことにあります。
鉄の表面に不動態皮膜ができる為、錆が発生しません。これはステンレスなどと同じ効果です。
※不動態皮膜とはマイナスイオンが鉄の表面に接触している為、酸素をよせつけなくしていること。
よくある防錆剤の原理も表面に不動態皮膜を起こすことと同じことである為強アルカリイオン水(電解水)自体が「錆から守る水」となっています。
従来のアルカリイオン水生成では、塩化物を添加物として使用する為、腐食の原因となる塩素イオンがアルカリイオン水に含まれています。弊社強アルカリイオン水は一切塩素イオンを含まない為酸化・サビなどの心配はありません。
◆金属に対する適合
③ 水の腐敗防止
金型鋳造などの光熱の発生する装置冷却の循環冷却水の酸化による、配管内の錆スケールの発生、水の腐敗、悪臭、レジオネラ菌の繁殖を改善できるため、熱効率の低下が解消されます。
④ コスト低減
洗浄液の廃液処理工数・費用などの環境保護費用の低減や中和剤としてのアルカリイオン水の使用による費用低減、装置の錆スケール除去工数の低減などの効果があります。
◆従来の脱脂処理・金属加工とアルカリイオン水を使用した場合の比較
1、 コスト、環境比較
作業環境改善…工場の安全性の向上、衛生美化に貢献・職場環境の活性化
廃液処理コスト低減…強アルカリイオン水(電解水)は洗剤のように界面活性剤を一切使用して
いない為、廃液処理が容易で環境に負荷をかけない、ISO14001への貢献
2、 洗浄工程比較
⑤ 除菌・消臭効果
pH12.1以上のアルカリイオン水(電解水)には消臭・除菌(0157、サルモネラ、大腸菌、腸炎ビブリオ、緑膿菌)の効果がある為、洗浄と抗菌が同時にできます。
また、加工現場でも液の腐敗や雑菌の繁殖は問題となりますが、弊社強アルカリイオン水(原液pH13.1)は菌や微生物が繁殖しやすいpH4~10の領域を外れており、pH12.1以上では菌は育成できない為、食中毒菌などは30秒程度で死滅します。
それに加え、臭いの元になる汚れを除去し、有機物の酸化を防ぐため消臭効果があります。
◆除菌及び消臭について
《除菌効果試験》
《消臭効果及びガス除去効果試験》
◆安全性について
《ウサギを用いた皮膚一次刺激性試験》
《マウスを用いた急性経口毒性試験》
切削加工・プレス・光学・塗装部品・半導体・メッキ焼き入れなどの洗浄
機械装置、リサイクル機器の分解洗浄、メンテナンス
水洗塗装ブース、水溶性クーラントの希釈水のタンク水の腐敗防止、スラッジ抑制、脱脂
メッキ、機械部品、車などの洗浄、洗浄液の腐敗防止と悪臭防止など…
◆アルカリイオン水はどんな洗浄方式にも使用可能
・高圧洗浄、高振動洗浄、超音波洗浄、加熱泡式洗浄、噴射式洗浄、一般侵泡洗浄